里親のご紹介

里親として産地の維持に貢献したい

仲多度郡多度津町

松岡 功三さん

農園概要

栽培品目 ミニトマト ブロッコリー 水稲
経営面積ミニトマト20a、ブロッコリー30a、米30a
労働力家族2名、パート1名

多度津のミニトマト農家はまさに十人十色です

多度津町は、香川県内でも有数のミニトマト産地。生産者それぞれが独自の栽培技術を磨いているのが特徴です。水耕と土耕の違いはもちろん、土耕の中でも肥料設計、水管理、剪定方法などにそれぞれの工夫が光ります。 私もミニトマトはイチゴなど他のハウス栽培作物と比べて自由度が高く、腕の差が出やすいのが面白いと感じています。だからこそ、研修に来られる方には、私のやり方だけでなく、地域のさまざまな農家の工夫を見て回ってほしいと思っています。土地と設備、そしてその年の気候によって適した作り方は変わってきます。就農後は学んだことをもとに、自分なりの答えを見つけましょう。

就農は無理せず着実に

昨今の資材高騰を受け、新品のハウスを建ててミニトマトを作ることは残念ながら現実的とは言えません。 私が就農した頃は13aのハウスを新築しましたが、規模拡大時はコストを抑えるために、リタイアした農家の7aのハウスを居抜きで承継しました。中古ハウスの活用や、地域内での設備の引き継ぎは、初期投資を抑えてリスクを減らせるのでおすすめです。 農業を始めたいという気持ちがあっても、資金面や農地の確保に不安を抱えている方は多いと思います。研修に来られる方には、地域の情報などをできる限り提供し、無理のないスタートが切れるようサポートしたいと考えています。

新規就農者へのメッセージ

里親として研修生を受け入れることは地域への恩返し

私が農業を始めたのは30歳の頃。右も左もわからない中で、地元の先輩農家さん達が、惜しみなく知識や経験を教えてくれたことが今でも忘れられません。20年以上農業を続けてこられたのは、そうした先輩や仲間がいたから。 その恩を返すつもりで、これまで3名の就農希望者を独立支援してきました。多度津のミニトマト部会は高齢化が進み、毎年1~2名がリタイアしている状況です。なんとかこれからもミニトマトの産地を維持していきたいと思っていますので、農業士・里親として、持てるすべてを教えるつもりです。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
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