里親のご紹介

is good/坂出市

吉田 和宏さん

農園概要

栽培品目 アスパラガス ブロッコリー
経営面積アスパラガス50a、ブロッコリー400a
労働力本人、他6名(JAインターン生を含む)
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最初は悔しい思い、失敗がたくさんありました

2014年、香川県農業大学校卒業後、4月に就農しました。実家が代々みかん農家で、父が家族経営で営んでいましたが、父とは経営を分け、アスパラガス(さぬきのめざめ)34a、ブロッコリー約100aの作付けでスタートしました。その後、増設、増反して、現在は栽培面積がアスパラガス50a、ブロッコリー400aになりました。
就農時に苦労したことは、栽培知識などが乏しく、人から言われた通りのことしかできなかったことです。言われた通りのことしかできない自分、何が悪かったのかが分からない自分というものに、すごく悔しい思いを抱きました。
里親登録のきっかけは、2024年に青年農業士になったことです。既に数年前からJAインターン生の受け入れを行っていますが、教えながら自分も勉強になりますし、里親として、これまでの経験や知識をもとに、良い面、悪い面を伝えられるのではないかと考えています。
他に、地域交流、食育の一環として、地元小学校の2、3年生の校外学習でアスパラガスの収穫体験とブロッコリー定植作業機の体験を行っています。

就農初期に気を付けて欲しいと思うこと3つ

私自身の経験から、就農初期に気を付けて欲しいと思うことが3つあります。それは、資金面、技術面、経営面の3つです。
まず、資金面。自己資金がない場合、借りられるかどうかを考える必要があります。現金がないと経営がまわらず行き詰まるという事態に陥る可能性があります。資金活用の際には、支払いと手元に残しておく現金のバランスを考えることが大切だと実感しています。
次に、技術面。農業をしていると、“毎年同じことの繰り返し”だと思うことがあるかもしれません。しかし、天候不順になる、病気が発生する、など日々様々なことが起こります。同じように見えて同じ日はないのです。ですから、例えば栽培方法や天候不順対策について、「なぜこうなったのか?」と毎年疑問に思い、自分で考えることが大事だと思っています。
最後に、経営面。私自身まだまだ未熟で、試行錯誤しながら経営しています。その中でポイントは経営状況を自分できちんと把握しておくことです。また、機械に投資するにあたっては、効果と資金繰りへの影響を考えること、つまり投資と現金(キャッシュ)のバランスを安定させることが大事だと思っています。

新規就農者へのメッセージ

まず自分のやりたいことを明確に

私が将来やりたいこと、描いている夢は、『農業に携わりながら、心身ともに豊かな暮らし』です。
農業は決して楽ではありませんが、すごく使命感がある仕事だと思います。第一次産業、食料を供給するということは、人が生きていく上で必要不可欠なものですから。なにより、農業はやっていて楽しいですよ。
一口に農業といってもいろいろな形、やり方があります。まず、自分が何をやりたいのかを考え、明確にしましょう。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
 TEL 087-816-3955 

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