里親のご紹介

お客様のニーズに応えたい
農業の楽しさを共有したい

長谷ぶどう園/さぬき市

長谷 真里さん

農園概要

栽培品目 ぶどう レモン ブロッコリー
経営面積ぶどう100a、体験農園(レモン)90a、ブロッコリー30a
労働力家族2名(本人、母)、常時雇用3名、臨時雇用1名
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お客様の声が聴けなくなるのは寂しいという思いから

祖父母の代からさぬき市志度で果樹園を営んでいます。元々旅行業、美容業に従事していましたが、2015年に父が急に体調を崩したことがきっかけとなって、3代目になろうと決意。香川県立農業大学校で1年学んだ後、2018年に親元で独立就農しました。
跡継ぎ候補は姉、弟、私の3人でしたが、当時私は実家で生活していて、夏の収穫時期になると直売所にたくさんのお客様がぶどうを買いに来てくださって、「おいしいよ」「ありがとう」「また来年」といった声を間近で聴いていました。そのぶどう園がなくなるのは寂しいなと思って、自分が手を挙げました。
里親登録のきっかけの一つは農業士になったことです。農業士は支援する立場だと思いますので。また私自身が今まで本当にたくさんの方に支えられて農業をやってこられたので、同じように自分も農業を志す誰かの支えや助けになれたらいいなと思ったこともきっかけです。

お客様の反応を直接見る、聴く 直売の醍醐味

長谷ぶどう園では主に贈答用のぶどうの栽培をしています。実際、お買い求めいただいいているお客様のほぼ100%が贈答用に買ってくださっています。そのお客様それぞれが大切だと思う方に贈られるものが私たちのぶどうだと思いますので、経営理念「大切な人を思う気持ちを形に」のとおりに、「おいしもの」「いいもの」を作りたいな、と思って作っています。 直接販売が全体の販売量の9割を占めていて、販売面からみても本当にたくさんの方に支えられてぶどう栽培ができていると思います。
実はマルシェに参加することも好きで、農協出荷できない商品(B品)を活かすために専門業者にレーズンに加工してもらったものを商品として販売しています。生のぶどうが無い時期でもこの商品をもってマルシェでお客様に会える、ということが思わぬ副産物となりました。

さらに、農福連携の取り組みも行っています。子供の頃からぶどう園で遊んで楽しかった思い出など、農業に対して元々ポジティブなイメージがありました。就農後、さらに農業の楽しさ、やりがいを感じるようになりました。そういった楽しさ、気持ちをもっとたくさんの人と共有したい、という思いから、たまたま出会った障がい者就労支援サービス事業所の方にぶどう園での作業を提案したことが始まりです。
「楽しさの共有」として、他に2021年に観光体験農園も立ち上げています。(オーナー制でレモンの樹を植えています。)
とはいえ、まだまだお客様のニーズに応えきれていないので、今後も地元、直接販売にこだわって早く応えていきたいと思います。それと仲間も増やしていきたいです。

新規就農者へのメッセージ

私は毎日ワクワクしています

自分が異業種を経て就農したこともあって、農業は誰でもできると思っています。何かの本で読みましたが、日々一生懸命取り組めば年数はかかってもその道で一流(プロ)になれると思います。ただ「農家になる」のではなく「農業経営者になる」ということをしっかり意識して欲しいと思います。目的、目標、覚悟、理念、ビジョンを持って諦めずに取り組むことで、ワクワクできる農業ができると思います。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
 TEL 087-816-3955 

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