里親のご紹介

規模拡大+新しい取り組み 経営の安定化を図る

株式会社さぬきの農/さぬき市

梶原 大介さん

農園概要

栽培品目 水稲 麦 ブロッコリー キャベツ
作業受託:稲刈、水稲防除
経営面積水稲22ha、麦25ha、ブロッコリー40a、キャベツ40a
作業受託:稲刈6ha、水稲防除80ha
労働力常勤5名、期間雇用2名

良い意味で、元々持っていたイメージとは違っていた「農業」

高校卒業後はサラリーマンをしていましたが、専業農家の父の手伝いもしていました。その頃は何もわかっていなかったこともあり、農業にあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、20代半ばになって将来を考えるにあたり、父に話を聞いてみると、農業は思っていたものとは違っていました。農業の魅力を感じ、仕事としてやっていけるのではと思い、そこから自分でもいろいろと調べた結果、就農するに至りました。
自分は親元就農でしたので色々と学ぶことができましたが、新規就農の際、特に米麦は教えてもらえるところがあまりないのではないか、自分が何か役に立てれば、と思い、里親になりました。

規模拡大と新しい取り組み

自社の主要作物である米麦は、土地利用型ですので、経営としてはどんどん規模を拡大していくというのがベースにあります。就農して今年(2022年)で9年目になりますが、現状、土地の確保などは問題なく行えています。そこで、違った作り方、売り方も取り入れていこうと考えています。具体的には、今年から米の有機栽培に試験的に取り組んでいます。今から5年~10年のうちに、米の3、4割を有機に切り替えたいと考えています。
他の面では、2017年からドローンを導入して水稲の防除に活用しています。前年まで父と二人で防除作業をしていたのですが、父の年齢的なこともあり、思い切って導入し、大幅な省力化につながりました。作業受託も行っていて、今や収入源の柱の一つになっています。

新規就農者へのメッセージ

やり抜く強い意志を持って欲しい

私のところでは、米麦の指導が中心になると思います。米麦をしていく上でのリアル(作業的現実)を教えること、自分のこれまでの経験を伝えることを軸に、将来的なこと(どういうふうに続けていくことができるか)もリスクを含めて教えてあげたいと考えています。
新規就農という土俵に一歩踏み出す皆さん、希望をもって、厳しい現実とも向き合って一個一個解決していきましょう。やり抜く強い意志を持ってやっていって欲しいと思います。

再生梶原 大介さんからの
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