自然との関わり、地域社会との関わりのもとに養蜂業はある
株式会社中田養蜂/高松市田中 祐さん
栽培品目 | |
---|---|
飼育群数 | 350群、最大飼育群数:1000群 |
労働力 | 役員4名、社員3名、パート7名 |
香川県で養蜂業として1937年に創業し、私が3代目となります。生産した商品は自社店舗、JAの産直、道の駅、栗林庵、高松三越などで販売しています。交配用の蜜蜂は要請に応じて宅配などを利用し農家に届けています。養蜂は蜂の生態を知ることはもちろんですが、それ以前に養蜂という職業が社会全体の中でどのような位置づけで、どのような役割を成しているかを理解することが大切です。まずは養蜂が自然界の生態系にどのように関わっているかを知ることがスタートだと思います。
私自身、現在の親方の下で一から養蜂を学びました。現在一緒に働いているスタッフの中にも独立を目指している人がいます。そういった目標のある人については勉強会や研修会にも参加してもらっています。養蜂には様々な方法があり、どれが正解、ということもありません。そのためできるだけ多くの方法を見てその中から自分が必要だと思う道を選べばよいのではないでしょうか。
県内では養蜂家が少なく、加えて養蜂は蜂の環境要因を使って行うため蜜源となる用地のキャパシティにも限りがあります。しかし、養蜂を知識や経験なしに独学で始めることは非常に難しいと思います。養蜂に興味があるのであれば、まずは養蜂家のもとで修業して、正しい知識と経験を積んでからのスタートが望ましいと思います。
また、養蜂は地域に根付いて行うため、周囲の人たちの理解を得ることも必要になってきます。同時に、どのような人に向けて生産し販売していくのかという明確なビジョンを持つことが大切だと思います。
香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。
香川県新規就農・農業経営相談センター
TEL 087-816-3955