藤川みかんブランドづくりで、産地を守る
有限会社藤川果樹園／観音寺市藤川 寿夫さん
| 栽培品目 |
 （温州みかん、レモン、はるみ、しらぬい、甘夏柑、セミノール） |
|---|---|
| 経営面積 | 10ha |
| 労働力 | 本人、正社員６名、研修生３名 |
| ホームページ | https://www.fujikawa-mikan.com/ |
みかんづくり農家としては3代目。先祖から受け継いだ山で、藤川みかんブランドづくりをしています。里親として県内外の研修生を受け入れていて、これまでに数名が独立しました。次年度も研修生の予定が入っています。研修については『丸井未完塾』という名称で、みかんづくりのノウハウなどを教える「塾」を立ち上げています。1年目は全体作業、２年目からは、農園の一部を貸して、農地の選択、品種、植え付け、そして出荷まで、本番さながらの実地体験をしてもらっています。
みかんづくりは、それぞれブランドであったり、その農園独自の「虎の巻」があります。しかし、農園同士の協力も重要。防除にしても、共同で一斉にやることで効果が上がり、効率性が高まります。何より「ひとの山（他の農園）」を見ることは、勉強になります。最近は個人主義という方もいますが、長らく農家経営をしていると、昔ながらの集団化も有益だと感じます。わたしも、いずれは、独立者が増えてきたら、互いに助け合えるような、組合のような組織をたちあげられたらと思っています。
藤川果樹園の研修生には、就農にあたって、なぜ農業なのか、自分の想い、2～5年後のビジョンを原稿用紙1、2枚に書いてもらうようにしています。これをもとに、経営の計画を立てたり、挫折したときに、それを見返してもらったりしています。
しっかりとした目標を持ち、5年後には独立して利益300万円の経営をしましょう。
香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
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