思った通りにいかないのが農業の難しさ
それも「面白い」と捉えられたら
野口 拓朗さん
| 栽培品目 |
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|---|---|
| 経営面積 | アスパラガス（20a）、ブロッコリー(350a)、小麦(200a)、ズッキーニ(30a)、赤カブ(30a)、ジャガイモ(30a) |
| 労働力 | 本人、従業員1名、パート3名 |
| ホームページ | https://nogufarm.com/ |
祖父の代からの農地を継ぎ2012年に就農し、アスパラハウス2棟から始めました。今ではアスパラガス、ズッキーニ、ジャガイモ、赤カブ、ブロッコリーと栽培作物を増やして、通年なにかしらの作物が収穫できるように工夫しています。
なにより一番に心がけているのは、「安心、安全なものを作れるように」ということです。特に注力しているのはアスパラガス。品種は甘味成分が多く、柔らかいのが特徴である香川県のオリジナル品種「さぬきのめざめ」です。土づくりにこだわり、堆肥（牛）を多めに投入することで、化学肥料や農薬を極力減らせるように努力を重ねています。
近隣の人たちに迷惑をかけず野菜作りに取り組みたいという思いから、露地野菜の栽培では、牛ふんを利用する方法から、麦わらを利用した土づくりに切り替えていくことに取り組んでいます。現在年間5トン出荷しているアスパラガス「さぬきのめざめ」に関しては、香川にしかないという希少価値と大きさや味で人気が高いという利点がありますが、他の品種に比べ病気に弱いという弱点もあるため、病気の兆候の発見が遅れないよう注意しています。全国に流通しているアスパラガスは、ほとんどが海外品種。「さぬきのめざめ」の美味しさを徐々に全国へ広げたいと思っています。
徐々に生産者も増えてきているので、グループとして協力できる仲間が増えることは大歓迎です。自分は決して野菜作りが上手いとは思わないのですが、直販を含めて販路などのアドバイスはできると思います。農業は天候や相場に左右される、決して安定した仕事ではありませんが、一生懸命取り組んだことは必ず結果となって返ってくると思います。自分の思ったように行かないこともありますがそれも含めて面白いと思えるのもまた農業の面白さかも知れませんね。
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