香川県オリジナル品種「ミニティアラ」が好評 “花育”にも取り組んでいます
農事組合法人香花園/高松市真鍋 佳亮さん
栽培品目 | (切り花・苗) |
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経営面積 | 1.5ha |
労働力 | 家族6名、従業員・パート25名 |
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祖父の代からカーネーションの栽培をはじめ、昭和49年に3軒の農家で構成する農事組合法人香花園が設立されました。私は香川大学農学部を卒業し、15年前に就農しました。現在は年間で110万本の切り花を関東、関西、北海道、中四国などに出荷しています。消費者の方にとってカーネーションは扱いやすさと日持ちの良さ、安定した価格と豊富な品種が魅力ですが、生産者にとっては手間がかかる品目です。しかしその分収入を見込むことも可能です。
現在、40品種のカーネーションを栽培しています。中でも、香川県のオリジナルの品種であるスプレーカーネーション「ミニティアラ」が好評です。生産、販売だけでなく子どもたちに向けた花育にも注力しています。今年から個人を対象にフラワーアレンジが楽しめるキット「わくわくボックス」の販売を開始。家族で楽しめるとこちらも好評です。また地元の大手スーパーでも取り扱ってもらえるようになり、地元で作った鮮度の良い花を楽しんでもらえるようになりました。エンドユーザーの皆さんの声を直接聞ける機会が増えるといいなと思っています。
花きだけに限らず、農業は先行投資も必要で、ハウス栽培とはいえ気候の影響も受けるのでリスクはあります。大事なことは花作りを通じて何がやりたいのか、どんな人に自分が作った花を届けたいのかを明確にすることです。経験者の声に耳を傾けながらチャレンジしてもらいたいですね。失敗したっていい。失敗の数イコールチャレンジの数です。見て楽しめる楽しさや喜びは花にしかない良さであり、やりがいです。新たにチャレンジする人には県や行政、周囲の人たちの力を借りながら成長してほしいと思います。
香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。
香川県新規就農・農業経営相談センター
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