父の代の農家を継いだことがきっかけで始めた酪農。最初は乳牛5頭からスタートしました。他県の牧場の経営にカルチャーショックを受け、2016年畜産クラスター事業で新しい牛舎を建設。現在は乳牛350頭を飼育し、国内主要メーカーを通じ、年間2千tの生乳を全国に出荷しています。また「堆肥は宝」の方針のもと、畜産農家の中でも産廃と捉える人の多かった糞尿についても素晴らしい堆肥に生まれ変わらせることで、農家へ提供し、耕畜連携ができるシステムを構築しています。
牛にとって最高の環境を整えることで、品質の良い生乳が出荷できることはもちろんですが、それだけにとどまらず、今後は生産の向こう、つまり生乳を加工した商品開発も見据えています。現在も牧場に併設するジェラートショップでは搾りたての牛乳を使用した本格的なジェラートを販売し、多くのお客様に好評を得ています。今後もチーズやバターなどの製品や、自社で育てた牛の牛乳を原料とした商品展開で利益を出していくことが重要だと感じています。
当たり前のことを当たり前に、基本に忠実に行いながら、また地域や消費者との連携・交流を大切にしながら、10年、20年後に共に“目指される牧場”の酪農家となる人材づくりのお手伝いが出来ればと思います。酪農だけに限らず、大規模になればそれだけリスクも伴うことも事実です。がしかし香川県に合った酪農のスタイルもあると思います。酪農の大切さを知ってもらい、次世代の農の担い手として成長してもらえるようサポートしていけたらと考えています。
香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。
香川県新規就農・農業経営相談センター
TEL 087-816-3955