里親のご紹介

藤本 弘毅さん 藤本 傳夫さん

菊の大産地としてのプライドを受け継ぐ

株式会社小豆島凛菊/小豆郡小豆島町

藤本 傳夫さん(役員)
藤本 弘毅さん(代表取締役)

農園概要

栽培品目 菊 メロン ブドウ
経営面積1ha
労働力本人、妻、父、母、外国人労働者3名

菊作りを何としても存続させたい

祖父の代から代々菊作りをしています。おじいちゃん子だったので、小さい頃からいずれは跡を継ぐつもりでいました。大学で県外に出たこともあり、卒業後6年間は県外で塾の講師をしていましたが、父親がもうそろそろ大変だからというような状況になってきたため、戻ってきました。
小豆島は、かつては菊の大産地で、花卉部会も、50年ほど前には部会員が200人を超えるような規模だったそうです。今では高齢化が進んでどんどん減っていっているのですが、何としても存続させたい、新たに菊を作ってくれる人がいたらな、という気持ちが強くあります。ただ施設園芸ですので初期投資が必要、もちろん技術も必要という難しさがあります。そこで、例えばハウスを借りられるように仲立ちができれば、技術面で助けてあげられれば、という気持ちから、里親事業にも必要に応じて取り組むつもりです。

花作りは難しい しかしだんだんとできるように

先に少し話しましたが、小豆島はかつて菊の大産地でした。そこに対するプライドといいますか、途切れさせてはいけないという気持ちがあります。ただ一人ではできないので、もっと若い人、やる気のある人がいたらいいな、と思います。しかし、花を作ること自体、結構難しいといわれます。自分は菊作りしかしたことがないのですが、始めた頃は全然わからなかったものの、今ではまだまだ未熟な部分がありつつも、だんだんとわかって、だんだんとできるようになってきていると実感しています。これからもっと秀品率を上げたい、もっときれいなものを作りたい、という思いがあります。それから、一口に菊といっても、「ディスバットマム」という洋花なんかもあって、それは少し手間がかかるのですが、菊(輪菊)よりも華やかで単価も高いので、うちでも一部取り入れています。

新規就農者へのメッセージ

デメリットをカバーできる体制があります

花卉栽培でネックになるのは、初期投資と技術。しかし、小豆島で菊を作るとなれば、高齢化のために空いたハウスが結構出てきている。それを借りられる可能性があるうえ、熟練からの技術提供を受けることも可能なので、今はむしろチャンスです。菊は2年に1回、全国リーダー研修会というものがあって、香川県はそのホストの一つになっています。そこで、全国の上手い人と知り合いになれたりもします。就農を考える方には、ぜひ菊作りも選択肢の一つとして考えてみてもらいたいです。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
 TEL 087-816-3955 

お問い合わせメール