「豊島のイチゴ」に付加価値を
多田いちご農園、いちご家／小豆郡土庄町豊島多田 初さん
| 栽培品目 |
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|---|---|
| 経営面積 | 16a |
| 労働力 | 本人、妻、パート1名、臨時雇用3名 |
| SNS |  Facebook（いちご家） Facebook（多田いちご農園） |
産廃で抱えた負のイメージから脱却するため、そして、祖父母の故郷で過ごした少年時代からの夢を叶えるために東京からIターン。紆余曲折を乗り越え、当時県が奨励していたイチゴの栽培を始めたのは20年前のことです。自ら勉強したのはもちろん、特産品として島の産業にするために地域が一つになって取り組みました。島の人たちが「豊島のイチゴはおいしいよ！」と伝え続けてくれたから今があります。
元々は祖父母が営んでいた酪農が夢で、育てた牛をステーキにして直接提供したいという6次産業的な構想がありました。イチゴにシフトしてもその思いは変わらず、一粒残らず食べて欲しい！とデザート店「いちご家」をオープン。瀬戸内国際芸術祭でも多くの集客がありました。コロナ禍の今は出荷販売のみで通販もあえてナシ。やっぱり“豊島のイチゴ”だから、島に来て味わって欲しいという気持ちは変わりません。
私自身、脱サラ、借金、知識ゼロからのスタートでしたが、東京で飲食業界に10年携わった経験と就農後多くの人から教わった知識がありました。やり始めてからいろいろなことに疑問を持って考え、経験以上の知識を身につければいいんです。一般企業で当たり前に培われる問題解決の力があれば大丈夫。物づくりだけでなく多方面に夢を描く大切さはもちろん、里親として自分の持っているものを全部伝えたいです。
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