新規就農者のご紹介

縁ある香川県・小豆島ならではの恵まれた環境

実都農園/小豆郡小豆島町

向井 亮二さん

農園概要

栽培品目 にんにく キウイ 柑橘 スイートコーン ブロッコリー
出身地広島県
前職農業法人の営業、生産管理
経営面積2.3ha
基本装備トラクター、管理機、動噴一式、草刈り機、運搬車
労働力本人、妻、臨時雇用
ホームページhttps://www.mito-farm.com/
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子どもの頃から触れていた農業への貢献を模索し、生産者を志す

両親はともに香川県出身。母の実家が善通寺市で果樹農家をしていて、里帰りの機会ごとに農業に触れる機会がありました。その頃から芽生えていた「自分もやってみたい」という気持ちと、高齢化と後継者不足のために耕作放棄地が増えていく現状を目の当たりにする中で、自分にできることを色々と模索した結果、生産者として貢献していきたいと農業を志しました。大学で柑橘学を学び、卒業後はいったん小豆島の農業法人に就職。

そこで妻と知り合い結婚しました。営業職で対面販売なども経験し3年弱で退職。今治の農業法人で有機の柑橘栽培を1年学んだ後、再び小豆島に戻りJAインターン生として野菜栽培を学びました。

縁ある香川県・小豆島ならではの恵まれた環境

小豆島での就農は、妻が出身で、近所も昔から知っている人たちばかりなので、すごく地域に入っていきやすかったです。地域は、昔ながらの濃い付き合いをするようなところですが、自分はそういう付き合い方が苦ではないというか、好きなので、とても環境に恵まれていると思います。また、小豆島は東西南北それぞれ見える景色が違っていて、自分は海岸沿いの景色が特に好きです。生活面でも、学校や病院など車で10~15分くらいで行けるので特に不便さは感じません。

島の荒れ地を耕していき、次の世代へ

現在、三都半島の蒲野地区を中心に妻と一緒に「実都農園」を営んでいます。妻の祖父の耕作放棄地を中心に研修中の休みの日に開墾。独立後も少しずつ開墾地や借地を増やしていきました。小豆島は、畑1枚1枚の面積が小さいので反収の高い品目に取り組むケースが多いと思いますが、自分としては、島には耕作放棄地となり荒れているところが多いので、声をかけていただけるところは出来る限り耕していきたいと思っています。しかしそのためには一にも二にも労働力、若い人を確保したいです。耕作放棄地を開墾し、良いものを育て、次の世代につなげていきたいです。

新規就農者へのメッセージ

自分がどういう農業がしたいのか、そこをよく考えて

どういう農業をしたいのか、というのが一番考えるべき点かなと思います。品目選びしかり、場所選びしかり。例えば、小豆島では、柑橘だけでは経営面積が成り立ちにくいので、他の品目もあわせて考える必要があります。大規模に人を使いながら経営していけるような場所ではありません。また、狭い島の中でも、地域によって主に作られている品目は違うので、自分のしたいことを決めて、足しげく通いながら地元に溶け込んでみて欲しいと思います。難しい部分もありますが、なにより若い人が島に入ってきてくれることはありがたいことなので、仲間をお待ちしています。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
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香川県新規就農・農業経営相談センター
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