女性農業者紹介

家族との時間を思い、いちご好きな私が夫を巻き込んで就農

おおにし苺農園/綾歌郡綾川町

大西 三寿子さん

農園概要

栽培品目 いちご
出身地愛媛県
前職臨床検査技師、アパレル、ベビーマッサージ講師
経営面積19a
労働力本人、夫、アルバイト4名
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両親の「やってみる?」からイチゴ栽培に挑戦

もともと夫の両親がイチゴ栽培をしていて、それをやめる前、最後の1年に、「やってみる?」とハウスの一部を任されたのがきっかけでイチゴ栽培に挑戦しました。当時、夫はサラリーマンで、日に日に激務で疲弊していっていたので、夫も巻き込む形で、一緒に就農しました。

農業を選んだ理由=家族との時間を持ちたい

自分が農業を選択した理由の一つが「家族の時間を持ちたい」ということでした。例えば、子供の行事に合わせて作業するなど、会社員に比べると、子供との時間が長く持てることが良いと思います。一方で、農業って「キツイ、汚い、疲れる、日に焼ける、しわ・しみができる」等々、女性にとってはマイナスイメージが多いと思いますけど、そうじゃない、その逆を行きたいと思っています。「農業をしているからあの人はああなんだ」じゃなくて、ちゃんと化粧をして。去年の秋にスタッフみんなで着るTシャツも作りました。

女性農業者のネットワークにも参加

今後は、雇用を増やしたい、そのために面積を増やしたいと考えています。子育て中でひとりになりがちなお母さんたちにきてもらいたい、あとは、UDN香川FC(*)の看板スポンサーになっているので、そこに集まってくる方たちも雇用できるようになれればなと思います。

(*)UDN香川FC…香川県綾川町に誕生した女子サッカーチーム。女子サッカートップリーグ「なでしこリーグ」を目指す。

それから、2017年には「中讃農業女子ネットワーク ぼやっとガールズ」の発足と同時に所属して、11名の女性農業者と研修会に参加したり、農業フェアなどのイベントに参加したりしています。

新規就農者へのメッセージ

恐れず飛び込んでもらいたい

自分が就農するとき、怖いなという思いもありましたけど、結婚や出産の機に、女性には職業を変えるタイミングが何回かあると思います。恐れず飛び込んでみてくれたらなと思います。子育てのお母さんにはおすすめな職業だと思います。向き不向きはあるでしょうけど、自分で考えて仕事をしていく人には楽しい仕事だと思います。自分で農業をするというのは、いわば、小さな社長になることですから。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
 TEL 087-816-3955 

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