里親のご紹介

仲間が増えるように、できる限りの支援をしていきたい

さぬき市

芳竹 宣幸さん

農園概要

栽培品目 和牛繁殖
飼養頭数繁殖雌牛55頭、育成子牛25頭
労働力家族経営(本人、妻)

少しでも担い手を増やしていきたい

家業が肉牛肥育農家で、後継ぎとして親元就農しました。肉牛肥育は頭数を揃えないと経営が安定しないという難しさ、また状況が厳しくなってきていたことも大きな要因となって、6年前(2017年)に自経営に移譲するタイミングで、肉牛肥育は廃業、繁殖雌牛を導入して和牛繁殖の経営を開始しました。繁殖農家の仕事は、繁殖(母牛を人工授精させて子牛を生ませる)、育成(その子牛を8~10ヶ月間飼養する)、出荷(家畜市場等に出荷する)です。
里親制度については、自分が10年以上前からいくつかの組織活動に参加している中で若手が増えていないことを実感していたため、登録前から興味がありました。そんな中、大川農業士会の会長を務めることになって、「担い手を支援したい」という思いをより強く持つようになりました。「これから将来を担う若者に、少しでも自分の経験が役立てば」という思いと、牛業界は、どんどん担い手が減っているので、「少しでも担い手を増やしていきたい」という思いから、里親に登録しました。

安定経営確立のため今後目指す方向性

和牛繁殖を始めた当初目標としていた、繁殖雌牛50頭以上は達成できましたので、今後は経営を安定させるために『計画的な交配』と、より質の高い子牛生産のために『改良を促進』させたいです。まず、次の目標として、年間の子牛販売頭数50頭を目指します。販売成績も、市場相場以上で常に取引してもらえるような『質量兼備な子牛の安定生産』を目指したいと考えています。

新規就農者へのメッセージ

少しでも興味を持ってもらえる産業にしていきたい

我々の産業は、担い手の高齢化や、新規参入の難しさなど、課題が数多くあって、簡単に取り組める業種ではないですが、少しでも興味を持ってもらえる産業にしていきたいという思いがあります。
牛農家はざっくり言うと酪農家さんと肉牛に分かれます。私は現在、肉牛の中の繁殖農家ですが、肥育も昔やっていましたので、そちらに興味がある方にも、ある程度応えてあげられると思います。 就農希望者の方に、経験と実績を積んでもらい、一人でも多く独立して経営者となってもらえるように、もしくは仲間が増えるように、できる限りの支援をしていきたいです。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
 TEL 087-816-3955 

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