里親のご紹介

資格がないからこそ、農業には経験と理念が必要です。

グリーンファームTsukuda/高松市

佃 和幸さん

農園概要

栽培品目 たべて菜 ほうれん草 小カブ 小松菜 水菜 春菊 きゅうり
経営面積2.5ha
労働力本人、妻、技能実習生2名、パート1名

中学生の頃にすでに、家業を継ぐつもりだった

自分では覚えていないのですが、中学生の時に、周囲の人に跡を継いで農業をすると言っていたそうです。そのためか、農業高校に進学した際も、特に抵抗なく、当たり前のように受け入れていました。卒業後は当然就農。ただ当時、若い人の見聞を広げるため企画されていた県の施策により、横浜に10か月ほど研修に行きました。品目は、就農時は葉ネギ(細ネギ)、そして現在は葉もの(ホウレンソウや食べて菜)を中心とした農作物を育てています。葉もののうち、ホウレンソウ、小松菜、水菜、春菊は、減農薬や減化学肥料など、環境と調和のとれた持続的な農業生産方式に取り組むことで、香川県から「エコファーマー」の認定を受けています。

(注)エコファーマーとは、平成11年7月に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」第4条に基づき、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を県知事に提出して、適当であるとの認定を受けた農業者の愛称。

試験や資格がないからこそ、農業には理念が必要

農業は他業種と違い試験や資格がない仕事です。だからこそ、農家自身が理念を持った農業をしなければならないと思っています。新規参入の際、自分の作ったものがスーパーに並ぶんだ、という実感がわかないままに作り続ける状態に陥ることがあるようです。そうならないように手助けできるんじゃないかと思い、里親になりました。また、葉ものの専門農家は現在少ないため、専門の若い就農者を増やしたい意欲もあります。ぜひ小カブは残してほしいです。

新規就農者へのメッセージ

共に手を携えて、農業という仕事をつないでいきましょう

他の業種からの転職者も多いでしょうから、前職の職歴を活かせるような農業をしてほしいという思いがあります。また私は、本人の作りたい意思が重要と考えているので、葉ものであれば、教える品目をこちらから指定せず、作りたいものを教えています。仮に私の品目にないものでも、否定せず、助言し、共に栽培方法などを考えていきます。私たち農業士は若い人たちを応援しています。ぜひ、頼りにしてください。
そして、互いに力を貸し借りして、農業をつなげていきましょう。

ご相談・お問い合わせ

香川県農地機構内、香川県新規就農・農業経営相談センターの担当がご対応します。
就農を決めたら、ご連絡ください。

香川県新規就農・農業経営相談センター
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